ウルトラマンシリーズ脚本家「佐々木守 特別展」で悲しき怪獣ジャミラを見てきた

7月21日からはじまった『佐々木守特別展』に遅ればせながら行ってきました。

「佐々木守さんってどなた?ちょっとピンとこないわ」そんなあなたに伝えたい。

佐々木守(ささき まもる)さんは、能美市西任田出身の脚本家です。

ウルトラマンシリーズをはじめ「巨人の星」や「アルプスの少女ハイジ」など、数々の名作を手がけた偉大な脚本家なのです。

没後10年の今年、寺井地区公民館ではそのウルトラマンシリーズ作品を中心とした特別展が開かれています。

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ウルトラマンシリーズの脚本家

寺井地区公民館の正面にデーンと立つ、ウルトラマンがお出迎えしてくれます。今だけよ。

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建物をはいるとすぐ右手側が、その会場となっています。

あ、はじめに断っておきますが元女の子だった私にはウルトラマンの知識がほぼほぼありませんのでご承知おきを!

顔入れるやつ。左がジャミラで、右はガマクジラです。

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知ってる人も知らない人も、これはとりあえず顔いれときましょう。

ガマクジラってやっぱり、ガマガエルとクジラがモチーフなんでしょうね。そんな感じ。

顔入れジャミラは穴あきですが、中に入ると顔ありジャミラもいました。

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こ、これがジャミラか・・・イマドキの戦隊モノの怪獣って装飾がこっていますが、これはとてもシンプルです。

それが逆に不気味さを際立たせている感じはしますね。

横にいるのはスカイドン

ネームプレートには怪獣たちの身長や体重などのプロフィールも書いてあるんですが、ジャミラは1万トンでスカイドンは20万トン。

それほど体重差があるようには見えませんが、人は見かけによらないものです。

かわいそうなウルトラ怪獣ジャミラ

佐々木さんが脚本を手がけた「ジャミラ」について調べてみると、「かわいそう」「切ない」というワードが飛び交っています。

ジャミラは「最もかわいそうな怪獣」のひとつとしてあげられているのです。

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俄然、興味が湧いてきました。

実は、かわいそうなジャミラは、はじめから怪獣だったわけではありません。もともとは人間だったのです。

宇宙開発競争時代、宇宙飛行士ジャミラの乗ったロケットは事故により金星に墜落する。炎が吹き荒れる灼熱の星。
水もない過酷な状況で救助を待つも、母国は国際批判を恐れてその事故を隠蔽した。ジャミラはその環境に適応するために怪獣へと変貌してしまう。

国家ぐるみの事故の隠蔽って、リアルでも耳にする話です。

自分を見捨てた母国への恨みはやがて地球人への恨みへと変わり、ジャミラは復讐のため地球へ帰還する。
しかし、舞い戻ったジャミラにさらなる隠蔽作戦が決行される。
「元人間だったという事実を公表せずに怪獣として抹殺せよ」
灼熱の金星で火への耐性を高めたジャミラの弱点は水だった。母国の人工降雨弾とウルトラマンのウルトラ水流がジャミラを攻撃する。
泥水の中、悲しい悲鳴をあげながらのたうち回り、そしてジャミラは絶命する。

ウルトラマンの手から水が出るという事実にもびっくりでしたが、ウルトラマンにこんなにも切ないストーリーがあったなんて。

赤ん坊のような鳴き声で絶命するジャミラの声は、実際に赤ちゃんの泣き声が使われていたそうです。

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佐々木守のウルトラマンシリーズ

佐々木さんが手がけたウルトラマンシリーズでは、怪獣はただの「悪」としては描かれていません。

亡霊怪獣シーボーズもまた佐々木さんの優しさが伝わる作品です。(→怪獣ブログ

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会場には佐々木さんの経歴や手がけた作品の紹介とともに、手書きのノートなども展示されています。

溢れるアイディアを書きなぐったような筆跡で、解読はなかなか難しいですが、びっしりと書かれたそのノートは圧巻でした。

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ジャミラの絵付けもスタート

8月中には、能美市九谷焼陶芸館でジャミラの絵付けもスタートします。

なんかもうジャミラに感情移入しちゃって、こんなおとぼけなポーズすら切ないです。愛おしいわ。

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九谷焼のフジ・アキコ隊員が216,000円だって!高っ!ジャミラの絵付けは800円だそうです。

佐々木守特別展は8月17日までやっています。

8月7日にはフジ・アキコ隊員役を演じた女優の桜井浩子さんも来場されますので、是非足をお運びください!

会場の情報

  • 場所:能美市寺井地区公民館
  • 住所:石川県能美市寺井町ヨ47番地
  • 電話:0761−57−0030
  • 時間:9:00 〜 17:00
  • 駐車場:あり

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